自転車事故防止、通学ユーザーへの様々な取り組み

By | 2017年1月29日

こんにちは、さかいまさこです。
昨年12月に自転車活用推進法案が制定されて以来、様々な取り組みが発表されています。
中でも比較的事故率の高い未成年の自転車ユーザーへの取り組みについていくつか紹介していきます。

 

鳥取県で中学生を対象にヘルメット助成を検討

鳥取県がヘルメット着用推進のために、中学生を対象としたヘルメット購入費用の助成制度を検討していることがわかりました。同県では高齢者に次いで高校生の自転車事故負傷率が高かったことから、高校生へのヘルメット着用を推進するための取り組みの一環です。

着用推進のために高校生らの声を聞いたところ「中学時代に被らされていた丸くて白いヘルメットは被りたくない」との声が大きかったこと、元々スポーツ自転車に乗っている人のヘルメット着用率は全国的に高いことから、スポーツタイプのヘルメットを県としては推奨していくために今回の助成金の検討に至ったとのこと。

先日大川からもヘルメットの見た目についての記事がありました(かぶりたくなるヘルメット3選)ように、見た目は多くの自転車ユーザーにとっても重要なポイントであり、中高生にとっては大人が思うよりずっと重大なことだというのはなんとなく納得できてしまいます。

 

オシャレなヘルメットの費用を賄うための助成金

中学生で購入後高校生以上でも使い続けられるような、格好いいスポーツタイプのヘルメットを使ってもらうことで高校生以上でのヘルメット着用率を上げたい、スポーツタイプのヘルメットは機能も見た目もよい分高額なものが多く、それを賄うための助成金ということです。

中学生時代からヘルメット着用の習慣をつける、それも格好のいいものにして進んで被らせることで年齢が上がっても習慣を維持させる、高校生になってから改めてヘルメットを被らせるよりも効率がよく反発も少ないのではと思われます。こういった取り組みはどんどん全国に広がってほしいですね。

 

京都府、下鴨署と管内の大学が自転車マナー向上でコラボ

京都府下鴨署では管内の大学と協力して自転車マナー向上を訴えるポスターを作成したり、飲酒運転を防ぐコースターを飲食店に配布するなどの取り組みを行っています。署によると学生の斬新な発想や意気込みによってマナー啓発を推進したい狙いで、実際に自転車の盗難件数が減少する効果も出ているとのこと。

まずは若年層の意見を聞いて取り入れることで、問題点が浮かび上がったりアイデアが出てくることも大きいですが、実際にポスター制作に関わったことで学生側も今まで以上にマナーを意識するようになったなどの意見もあるようです。

 

安全な自転車通学を目指す「通学車セミナー」を全国各地で実施

自転車の安全利用推進委員会が、自転車通学中の中高生が事故の被害者や加害者になることを減らすために、教職員・PTAを対象にした「通学車セミナー」を2017年から行うと発表しました。

>> 自転車の安全利用促進委員会「通学車セミナー」を東京都など全国各地で実施

中高生の自転車事故に対して、同委員会では通学指導にあたる教職員を対象にアンケートを実施。アンケート結果から通学指導の内容に対する情報不足により十分な対応が取れないといった意見が多くみられたことから、教職員・PTA向けのセミナーの開催に至ったとのことです。

この通学車セミナーは昨年試験的に埼玉、千葉、大阪で行われて好評だったことから、本格的に全国各地での開催を目指していくとしています。中高生に向けてのマナー向上や事故防止の講演等は各地で様々なものが開かれていますが、指導に当たる教職員・PTAに向けての発信は全国でも初の取り組みとのことで、ルール・マナーを守るためではなく守らせるにはどうしたらいいかという新しい視点のセミナーになっているようです。

今回紹介した三つの取り組みは、いずれも学生の自転車事故の減少への取り組みです。

自動車に乗れない年齢の学生にとっては自転車が主要な移動手段であることから利用者も多く、そのぶん事故率も高くなってしまっていますが、適切な指導と支援をすることで全体の自転車利用環境がより良いものになることを期待しましょう!

こちらも参考にどうぞ

かぶりたくなるような自転車のヘルメットはないのか!?

国内初!au損保からヘルメット着用で保険金UP特約が登場です!

「自転車活用推進法」制定でどうなる?自転車ライフ

広告
運営者写真 運営者名 / 年齢 / 家族構成

小さな娘と、心が当サイトの妃よりはやさしいだろうと思われる妻を持つおだ かずや・30歳です。

自転車で最寄り駅まで通い、電車通勤している私が自転車保険を考えたのは子供が生まれた約2年前。

毎日乗っている自転車で万が一があった場合の家族の生活を気にしたこと、そして何よりも自転車同士、そして歩行者への事故を起こしてしまった際の賠償責任を持つべく加入を検討しました。

缶コーヒーを月々5本くらい我慢するくらいで安全、安心を手に入れることが出来るのであればと加入を決断。

その後、時代の流れに即して増えてきた自転車保険に興味を持ち、自分が今、加入を検討する立場であれば、、、、という視点でサイトを運営しております。


運営者写真 趣味

サッカー(Jリーグ)観戦 → 大阪の方のチームのサポーターです。

好きな芸能人

松雪泰子さん、桜井和寿さん

好きな漫画

ヴィンランドサガ、寄生獣、ジャイアントキリング、島耕作シリーズ、ろくでなしブルース


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です