こんにちは! えなりかずみです!
当ブログではこれまで、自転車利用者が自転車保険に加入しておくことがどれくらい本人と周囲のリスクを軽減してくれるのかをご説明してきました。
ここで白状してしまいますが、その説明をしてきた私自身、実はまだ自転車保険に加入していませんでした。。。
おいおい、という皆さんのツッコミが聞こえてきそうですが、というのも実は、我が家でほかに契約している自動車保険に自転車事故での損害賠償特約が付いていたので、自転車だけの保険に入る必要がなかったのですね。
ただ、その保険がもうすぐ満期になることもあり、我が家の保険を見直してみました。すると、特約のない自動車保険+自転車保険に切り替えたほうが、トータルでお安くなることがわかったのです。
そこで今回は、我が家での実際の自転車保険加入レポートをお届けしたいと思います。個人情報に触れないぎりぎりのラインまでご紹介いたしますので、自転車保険の検討に向けて、少しでも皆さんのご参考になれば幸いです!
目次(クリックでスクロール)
どの自転車保険を選ぶ?
自転車保険の選び方のポイントは2つあります。
2つのポイントとはズバリ、保険の「守備範囲」と「個人賠償責任保険額」!
まず1つ目、保険の「守備範囲」とは?
保険選びにおいて忘れてはいけないのが、保険は一人、一家族に1つだけではないということです。たとえば皆さんはいま、ご自分が加入されている保険がいくつあり、どんな場合にその保険が働いてくれるのか、すべて答えることができますか?
ご家族のものまで含めると、家庭の保険状態をきちんと把握できている方はなかなか多くはいらっしゃらないのではないでしょうか。
普通のご家庭であれば、死亡保険や医療保険、自動車保険から火災保険、人によっては学資保険や介護保険といったものに加入されている家庭が多いのではないかと思います。昔から、保険は家の次に大きな買い物と言われたりしますね。
このように複数の保険に同時に加入していると、中にはその補償範囲がかぶってしまったり、逆に重要なポイントが抜け落ちていることを見落としたりということが起こりえます。特に家族まで補償範囲に含まれる保険は、夫または妻の加入している保険と範囲がかぶってしまうことがよくあるのです。その場合、保険の多くは他の保険と同じ内容の補償について重複した支払いをしないため、保険にかけたお金がそのぶん払い損になってしまいます。
私はこれを保険の「守備範囲」と呼んでいます。
大事なのは、保険の必要な範囲と金額をじゅうぶんカバーしつつ、できるだけ出費を抑えること。そのためには、保険の「守備範囲」をきちんと把握することがその第一歩になります。どの部分が重複しているかが分かれば、それが保険料をうまく節約するためのヒントになるのですね。
もうひとつのポイントは、やはり「個人賠償責任保険額」!
自転車保険であるからこそ重要なポイントは、やはり個人賠償責任保険の補償額です。
皆さんが自転車保険の加入について考えたり気になったりされたのは、なぜでしょう? おそらく私も同じ理由で、やはり万が一、自分や子どもが誰かを自転車で傷つけてしまったり、事故のきっかけを作って自動車のような高価なものを弁償することになってしまったら、という思いからでした。
自転車事故の思わぬ危険性やそれに対する責任の重さが社会の中でも注目を集めるようになり、それにともなって、ありがたいことに自転車保険の選択肢も幅広くなってきました。
差別化のために、各社がいろいろなサービスを付加したプランを用意するようになっています。それ自体は素晴らしいことなのですが、やはり忘れてはいけないのは、自転車保険の根本としての役割は、個人賠償責任保険にあるということです。
ですから、
1.個人賠償責任保険の額は、いくら必要か?
2.個人賠償責任保険は、家族のだれをカバーすればよいか?
3.個人賠償責任保険以外のさまざまな付加価値は、本当に我が家に必要なものか?
この3つのクエスチョンについて考えることが、あなたにとって最適な自転車保険を選ぶための一番の近道となるはずです。
えなり家ではどう考えたか
上に挙げた2つのポイントを踏まえて、えなり家ではこう考えました。
自転車保険がカバーしてくれそうな範囲で、欲しい補償はなにか?
と考えたとき、優先順位が高い順番に並べると、こうなりました。
- 個人賠償責任保険の範囲は夫婦ふたりと子どもまでカバーしてくれること
- 個人賠償責任保険の額は1億円あればじゅうぶん
- 入院・死亡補償はあれば嬉しいかな、くらい
家族全員が自転車を利用する以上、全員をカバーしてくれることは譲れません。また、これまでの自転車事故での高額賠償例をみると、補償額は1億円あれば十分と考えました。きちんと自転車の安全運転について家族で意識づけができていれば、みんな不用意な運転はしないだろうと思っています。
逆に、やんちゃな年頃のお子さんがいる家庭などでは、2〜3千円追加してもう少し補償額の大きな保険に入っておくほうがより安全かもしれませんね。
入院・死亡補償については、あれば嬉しいですが、我が家では夫婦ともに別の保険がその範囲をカバーしてくれていたため、必須ではないと判断しました。
自転車事故のすべてをカバーしてくれる保険ではないのですが、そこは貯金で対応すればいいはず、と、割りきって考えました。
えなり家の結論
と、いうことで、えなり家の結論は東京海上日動のeサイクル保険 Bプランとなりました。
- 保険料(年間)3,650円
- 個人賠償責任保険 最大1億円(本人・配偶者・同居の親族)
- 個人賠償責任補償特約で日常生活での賠償責任もカバー
- 死亡・後遺障害補償 300万円
- 入院保険金日額 3,000円
- 示談交渉サービス付き
という、金額と補償内容のバランスが非常によい保険となっています。
最後まで迷った他の選択肢は、
JCBトッピング保険自転車プラン
DeNA自転車保険 基本コース
セブンイレブン自転車保険 お一人様プラン
でした。いずれも3千円台でほぼ同様の補償を提供するもので、他の保険との組み合わせや、入院保険金の必要額により、ご家庭によって他のものが選ばれるパターンも十分あると思います。
特にセブン-イレブン自転車保険は、あと300円プラスするだけで賠償責任保険が最大3億円に大幅アップし、入院保険金もより手厚くなりますので、最後まで迷いました……!
以上、えなり家の自転車保険選びでした!
みなさまの保険選びに、少しでもご参考になれば幸いです!
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