先日のニュースですが、東京都内で22路線合計340㎞にわたって自転車ナビマークの表示が完成しました。
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自転車ナビマークとは
自転車ナビマークは、道路上に自転車が走る場所と方向を示したもので、通常の道路上では白の自転車の絵と矢印、交差点では青の矢印で描かれているものです。
警視庁ではこの自転車ナビマークの整備を2016年から進めており、今回いったん完成とはしましたが2020年の東京オリンピックに向けて今後さらに整備を進めていく方針です。
自転車専用レーンとは違いあくまで自転車が走行する目安の位置を示しているだけであり、効果についてはやや懐疑的な声もあがっています。
設置に対する声
こちらはTwitterのコメントですが、他県でも導入してほしいという声もあれば道幅が変わらない以上危険度も変わらないのではないかという意見もあり賛否両論、やや否定的意見が多く目立ったように見えました。
警視庁やる気あって良いねぇ。ぜひ一つ #埼玉県警 にも指導の仕方を指導して欲しいww #cyclejp #Yahooニュース 都内で整備「自転車ナビルート」で交通指導(日本テレビ系(NNN)) – https://t.co/YkFtPBYInn
— 見沼biker (@minuma_biker) March 10, 2017
自転車ナビルートって、現状の道路の端に書いただけで車が中央寄りになるわけでもなく、車の意識を変えないと仮に全チャリが左端を走っても危ないだけな気がする。。。
— HINA (@HINA_cafaholic) March 10, 2017
また、新しく道路標示を描かれた部分は凹凸があって滑りやすくもなりかえって危険というコメントも。
青い矢印はぼこぼこして走りづらいんですが。雨の日は滑りやすそうだし。“知って、自転車ナビルート” 警視庁、利用者に交通指導 – cyclist https://t.co/ewSHPiyu1X @cyclist_sanspoさんから
— kameji@西野美容室 (@KamejiNishibi) March 12, 2017
自転車ナビマークはあくまで車道上の優先位置を示すものであり、自転車専用道路と違って従来の車道の一部を走るものです。
車道の一部をそのまま走るため路上駐車があれば上を走ることができなくなる、路線バスとの兼ね合いで左側走行がかえって危険な場所もあるなど従来からの問題が解決されていないのではといった不満も上がっています。
元々日本は特に都市部では道幅が狭く自転車専用道路の確保が物理的に無理な道も多く、車道も歩道も狭いことからどうしても自転車事故が起こりやすくなっています。
自転車ナビマークを示すことで自転車に走行位置を促すだけでなく自動車側にも自転車も走る道であると意識してもらう効果も考えられています。
今後一層普及することで、より安全な自転車ライフが送れるようになることを期待したいところです。
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