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【道交法改正1周年】1年間での摘発件数は、全国で15,131件!

こんにちは! えなりかずみです!

複数のメディアですでに報道されていますが、昨年6月に法改正されてから今年の5月までの1年間で、自転車の危険行為で摘発された件数は全国で15,131件にのぼったそうです。
※ただ、色々なメディアが「警察庁のまとめによれば」と取り上げるわりに、警察庁がどこで公表したものなのか誰も載せていないんですよね……。警察庁のHPや統計にもそれらしい数字は見当たらず。さすがに名だたる報道機関が取り上げたものなので、きちんとした発表内容に基づいたものではあるんでしょうけど。どなたかこの数字の出元をご存知であれば教えていただきたいです。

都道府県別におもだったところでは、多い順に

逆に少ないところでは、秋田県・福井県などが2件、長崎県が1件、福井県が0件となっていました。

大阪府の件数の多さが目立ちますね。
私も大阪に何度か遊びに行ったことがあるのですが、確かにほかに比べて大阪の交通マナーはちょっと良くないな、怖いな、という印象をもったことを覚えています。府民の方々には、ぜひこれをよい機会として、交通マナーの向上に取り組んでいただきたいですね。

ただ、東京・大阪という大都市圏を抱え人口が多い地域で件数が多くなるのは当然のことですし、車移動の比重が大きな地方では、そもそも自転車利用率が低いということもあります。
ほかにも、上に挙げた長崎県は坂が非常に多い地形のため、他県に比べて自転車が少なく原付やバイクの利用率が高いという土地柄であることも大きいのではないでしょうか。

また、これはあくまで検挙件数ですので、警察に認知されていなかったり、認知されても検挙することができなかった・検挙しなかった件数は含まれていません。そういった意味では、以前からの交通マナーの悪さをきちんと認識していた大阪府警が、法改正を機に検挙件数をあげるようがんばった、という見方もできるかもしれませんね。
逆に言うと、検挙件数が低い自治体では、自転車運転における危険行為について、まだまだ注目が低いということなのかもしれません。

違反の内容についてですが、多い項目から順に

となっていました。前回の法改正の内容のおさらいでみた、1、6、14番の違反ですね。
個人的には、この結果は少し意外でした。普段出会う「危ない自転車」のイメージだと、安全運転義務違反に加えて、通行区分違反や、歩道での歩行者妨害といった違反のほうが多く見かけていたからです。
こういった、自転車運転者が「そもそも違反だと知らなかった」となりがちな違反よりも、信号無視のような明らかな違反のほうが検挙しやすい、ということなのかもしれません。

いずれにせよ、一年前(平成26年度)の自転車運転者に対する赤切符交付件数が約8,000件だったので、検挙件数は倍増しています。私たちがより安心して暮らしていけるように、このことがいい影響となって道路の安全が高まっていくとよいですよね!

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